Oculus Riftで遊ぶ

Oculus Riftについては5月に一度取り上げましたが、その後も良い評判を多く目にし、私も我慢できずに注文してしまいました。

8月に届いたので、やってみたことなどを紹介します。

ちなみに費用はOculus Riftが37,000円くらい、あとRazer Hydraがebayで13,000円くらいでした。さらにグラフィックカードも買い換えたので結構な出費になりました。

Oculus Riftのセットアップ

同梱物の確認やセットアップ方法については以下のページの前半で翻訳されています。レンズは初期状態でAが装着されていました。

以下はレビュー等。

Oculus Rift対応のデモ

私の方で試してみたデモから主なものを紹介します。

SixenseTuscanyDemo

標準SDKに付属しているTuscanyDemoにSixense対応の機能を追加したものです。Razer Hydraを使ってオブジェクトを掴んだりできます。

遠景や空気中のチリの表現が綺麗で、立体感や没入感にとにかく感動しました。

SixenseTuscanyDemo SixenseTuscanyDemo

使用方法
  • Razer Hydraのドライバをインストール
  • OculusとHydraをPCに接続
  • SixenseTuscany.exe を実行
  • Hydraを肩の位置で保持して左右下トリガでキャリブレーション(右4ボタンで再設定可)
  • 右上トリガで操作方法表示
  • 右スタートボタンで表示されるメインメニューは手を近づけて操作できる
  • CrouchをEnableにすると、手を下げた時にしゃがむようになる

RiftCoaster

ローラーコースターを体験できるデモです。それなりのグラフィックカードが無いとまともに動きません。

YouTubeで立っていられないような動画が上がっていて期待していたんですが、それほどでも無いかなという感じでした。

RiftCoaster RiftCoaster

使用方法
  • OculusをPCに接続
  • インストール後、C:\UDK\RiftCoaster\Binaries\Win32\UDK.exe を実行

Outerra

惑星一つをまるごと表現できるというゲームエンジンのデモです。OpenGL3.3以上に対応した環境でないと動きません。

Demo版だと乗り物はトラックしか使えませんが、カメラで自由に飛び回れます。(マウスホイールで移動速度を変更可能)

Outerra Outerra

使用方法
  • OculusをPCに接続
  • インストール後、スタートメニューからOuterra→Anteworldを実行
  • F1キーで操作方法を表示
  • Escキー→menu→Graphics→Stereoscopicタブ→Oculus Rift modeをオン
参考リンク

Yunalus

3Dアダルトゲームメーカー Illusionの中の人によるデモです。このデモ自体にアダルト要素はありません。

Oculus Festivalで展示されたバージョンではLeap Motionによるインタラクションなどに対応していたようです。(参考リンク参照)

Yunalus Yunalus

使用方法
  • OculusをPCに接続
  • Yunalus_win32/64.exe を実行
キー操作
    テンキー1~3      : マップ切り替え(部屋,ビーチ,教室)
    A,S,W,D(矢印キー) : 移動
    シフトキー        : 押している間ダッシュ
    スペース          : Oculus HUD表示
    PageUp, PageDown  : FOV値の増減
    F11               : フルスクリーンON、OFF
参考リンク

Multi-Sky 3D Scan Tools | Infinite-Realities

3Dスキャンした人物データをIBL(Image Based Lighting)で表示するデモです。Razer Hydraを使ったヘッドポジショントラッキングに対応しています。

超リアルです。これはすごいと思いました。

Multi-Sky 3D Scan Tools Multi-Sky 3D Scan Tools

使用方法
  • OculusとHydraをPCに接続
  • Hydra-Scans.exe を実行
  • 以下の手順でキャリブレーション
    • Hydraの右コントローラを床に付けて右トリガー
    • Hydraの左コントローラを正面に持って右トリガー
    • Hydraの左コントローラを首の後につけて右トリガー
  • (Oculusを接続していないとHydraによる操作は動作しない)
キー操作
    w,a,s,d     : move
    e           : up
    space       : down
    Tab         : Stereo or Rift Mode
    m           : HUD
    Z, X        : Rotate Characters when in close proximity
    Mouse Wheel : Rotates Sky
    1~0        : sky changes
Razer Hydra操作
    Thumbstick                     : navigate
    Right trigger and wrist rotate : rotate 3D objects around Y axis
    Start and wrist rotate         : rotate the sky
    5 and 6                        : adjust height
参考リンク

Oculus Rift対応のゲーム

ゲームでも対応しているものが登場しています。

Team Fortress 2

標準でOculusに対応しているオンラインFPSです。無料です。

FPS含めゲームで一切酔ったことが無かったんですが、20分くらいで酔いました。

Team Fortress 2 Team Fortress 2

使用方法

War Thunder

標準でOculusに対応しているオンライン・フライトコンバットです。無料です。それなりのグラフィックカードが無いとOculus対応の表示ができません。

F2キーのコクピット視点で周囲を見渡すのは楽しいです。ただ、解像度が低いためにゲームの操作には難ありです。

War Thunder War Thunder

使用方法
  • OculusをPCに接続
  • ゲーム起動前のグラフィック設定にある歯車アイコン→Oculus Riftにチェック
  • ゲームを開始
  • 操作方法は操作など - War Thunder Wiki*などを参照

私の環境では戦闘に参加しても黒い画面に赤/青の敵味方の情報しか表示されない状態になりますが、Escキーで正常に戻りました。

Portal2

FPSスタイルの特殊なパズルゲームです。有償ですが、PS3版を購入するとPC版のコードが付いてきます。(参考:Portal2 日記3 Steamと連動してみた : BuildForce)

標準ではOculusに対応していませんが、VIREio Perceptionを使うことでOculusに対応させることができます。

Portal2 Portal2

使用方法

その他のOculus Rift対応コンテンツ

他にも以下などから対応コンテンツがたくさん見つかります。

まとめ

解像度が低いためにゲーム内の文字などは潰れてしまいますが、現在の解像度でも没入感はすごいです。

3D空間の方に集中している限り、ドットの境界などはあまり気になりません。現実と錯覚するような体験ができます。

コンシューマ向けで展開する上では、酔いの問題をなんとかする必要があるかなと思いました。

ちなみにPortal2は結局PS3でクリアしましたが、ゲームとしてすごく面白かったのでお勧めです。

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